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ウクライナの西に異変が起きた。
キエフの南西約200キロにあるヴィーンヌィツャの町がミサイル攻撃を受けて、ヴィーンヌィツャ空港が破壊された。
西側への攻撃は、黒海沿岸をのぞけば、これが初めてだろう。これは、ウクライナ戦争の新局面となるに違いない。
西側というのは、ドニエプル川の西側という意味である。
プーチン大統領の「軍事インフラの破壊は終わった」という舌の根も乾かぬうちに、
1日も経っていないのに、この攻撃は実行された。プーチン大統領の戦略は、
首都キエフ(キーウ)、ドニエプル川の東、黒海沿岸地域だけではなく、全土を視野に入れている可能性が出てきた。
ゼレンスキー大統領は、西側が同国上空に飛行禁止区域を設ける事を拒否し、戦闘機の提供を渋っている事を再度批判。
「私達は人間であり、私達を守ることはあなた方の人道的義務である」、
「少なくとも私達が身を守れるような飛行機を与えないのなら、私達の結論は一つしかない、
私達がゆっくり殺されるのを望んでいるのだ!」と絶叫に近くなっている。
今までは、3つの戦闘が注目されてきた。まずは首都キエフ(キーウ)。次に、第二の都市でロシア国境に近い東側のハルキフ(Kharkiv)、
そして黒海沿岸の東、マリウポリ(Marioupol)である。これに最近、オデッサ(Odessa) が加わり、4つとなった。
地図を見ればわかるように、マリウポリ(Marioupol)は、ロシアが国家承認した二つの共和国・ドネツクとルガンスクと、
クリミアの間にある。この街が陥落するのは時間の問題だが、そうするとロシア・自称独立共和国・クリミア地域がつながる。
そしてオデッサ。
オデッサとクリミアの間には、ミコライフ(Mykolaiv)という大変重要な市がある(上記地図にも記されている)。
今はウクライナの豊かな穀物を輸出する拠点として、国際的な投資も進んでいたのだが、かつては閉じられた都市だった。
ロシア帝国時代は海軍司令部があり、ソ連時代は重要な造船所があったからだ。
そのような軍事拠点だったのは、地上でクリミア地域とオデッサを結ぶ地域に位置すること、
そして南ブーフ川が黒海方面に流れて、川幅が広くなっている場所位置しており(でも河口ではなくて内陸)、
黒海に開けていくという地理のためだ。天然の要衝という地理が今、平和な街から軍事の街へ、過去の歴史へと引き戻している。
クリミアとオデッサの間には、川幅の広い南ブーフ川が存在し、このミコライフ市にある橋を渡らないと、両地域を地上で結べないのである。
今、ロシア陸軍がこの橋を奪取した後に、ロシア海軍と共にある歩兵が上陸作戦を展開する可能性があると言われていた。
(何だかふと、日露戦争の旅順港と203高地を思い出してしまった)。
引用元: ・プーチン、西上す。『最終目標はマクロンのいる、フランスのパリだ』 [784885787]
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