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特別仕様車ってやっぱりお得!! 他人とちょっと違うクルマに乗りたい人にお薦めしたい! 個性が光る特別仕様車4選

 各メーカーが用意した通常のグレードとは別に用意される特別仕様車。限定のボディカラーが設定されていたり、ベースグレードではオプションになっている装備が標準装備とされるなど、魅力は多い 。そして、特別仕様車が備える装備と自分のニーズ がうまくマッチすれば大きな満足感が得られることは間違いない。

 今回は、現在販売されている特別仕様車のなかでも特に個性的な 4台を厳選。近々買い替えを検討している人は参考にしてほしい。

文/入江凱、写真/トヨタ、ニッサン、三菱、スバル

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装備てんこ盛り! 間違いなくお買い得のカローラ50 Million Edition」

特別仕様車ってやっぱりお得!! 他人とちょっと違うクルマに乗りたい人にお薦めしたい! 個性が光る特別仕様車4選
1997年には累計販売台数世界一としてギネス記録にも登録され、今なお記録を更新し続けているカローラ。写真はカローラ ツーリング 特別仕様車 HYBRID W×B 50 Million Edition(ブラックマイカ×アーミーロックメタリック)

 1966年から50年以上に渡って 販売されてきたカローラ。その カローラが2021年、グローバル累計販売5000万台を達成したことを記念して発売された特別仕様車が「50 Million Edition」だ。

 この特別仕様車はハイブリッド車のみの設定となり、ベースとなるのは カローラ、ツーリングがHYBRID W×Bグレード(2WD/E-Four)、スポーツがHYBRID Gグレード(2WD/E-Four)。

 カローラを例に価格を見てみると、HYBLID W×B(2WD)の価格が税込みで275万0000円に対して、特別仕様車が283万5000円からと、8万5000円割高となっている。ただし、装備はその差額以上に充実したものになっている。

 具体的には、特別色のボディカラーやマットブラックに塗装されたアルミホイールなど、エクステリアには高級感を高める変更が加えられている。

 他に特筆すべき点は、 安全装備、インテリアの充実ぶりだ。ベース車ではオプション設定の 走行中に後方から急接近する車両を感知しドアミラーのインジケーターでドライバーに教えてくれるBSM(ブラインドスポットモニター)、駐車場からバックで出る際にドライバーから見えにくい左右後方から接近する車両を検知、衝突しそうな場合は自動でブレーキをかけてくれるパーキングサポートブレーキなどが標準装備とされている。

 また、7インチだったディスプレイが9インチにアップグレードするなど、快適装備に関してもベース車ではオプションだったものが標準採用となっている。

特別仕様車ってやっぱりお得!! 他人とちょっと違うクルマに乗りたい人にお薦めしたい! 個性が光る特別仕様車4選
特別仕様車の運転席に設定された除電スタビライジングプラスシートはクルマに帯電する静電気を除去することで、車両を安定させる効果があるという

 他にも、助手席側の吹き出し口からはウィルスや菌を抑制し、脱臭効果があると言われるイオンを放出するナノイーXや、車内の空気の汚れを6段階で表示するエアクリーンモニターなどの快適装備も搭載されている(スポーツを除く)。

 話題になったのが、50 Million Edition にのみ設定された特徴的な装備が除電スタビライジングプラスシートだ。これは走行中に空気の乱れを起こす静電気を運転席の一部に特殊な表皮を使用することでボディ全体に分散させるというもの。これにより発進や停止、コーナリング時など車両の挙動を安定させる効果があるという。

 このように列挙に暇がないほどの装備を備えた特別仕様車「50 Million Edition」。偉大な記録を記念したモデルだけあって、その充実した内容は価格以上の満足感を与えてくれることは間違いない 。

アウトドアブランド、コロンビアとコラボ! アウトドア派にお薦めの「日産 キックス コロンビアエディション」

特別仕様車ってやっぱりお得!! 他人とちょっと違うクルマに乗りたい人にお薦めしたい! 個性が光る特別仕様車4選
コロンビアと日産が共同で実施したキャンペーンをきっかけに商品化されたというキックス コロンビアエディションにはアウトドアライフで実用的に使用できるオリジナルの装備が採用されている

 アウトドア好きに一押しなのは、大手アウトドアメーカー、コロンビアと日産がコラボしたモデルがキックス コロンビアエディション。2021年11月に限定500台で販売開始された特別仕様車だ。

 キックスといえば先進的なエクステリアに広い荷室、ハイブリッドシステムe-POWER やプロパイロットを搭載した人気のコンパクトSUV。コロンビアエディションはベースとなるXグレード(2DW)275万9900円に、アウトドアテイストを高める21万100円の特別装備が装着されたモデルで、カラーバリエーションはダークブルー、チタニウムカーキの2色が設定されている。

 特別装備の内容を見てみよう。コロンビアのコーポレートカラーであるブルーを使った樹脂製の厚みのあるステッカーがフロントグリル、ボディのサイドとリアに装着。サイドにはコロンビア発祥の地、オレゴン州最高峰のフッド山をデザインしたグラフィックステッカーが施されている。

 通常オプションであるエクステリアパッケージ、「ブラックスタイルパッケージ」を採用し、フロント、サイド、リアのプロテクターもブラックに加飾され、ワイルドな雰囲気を醸し出している 。

 インテリアにはコロンビアのロングセラー商品である「マルチフィッシングベスト」をモチーフにしたフロントシートエプロン、シートバッグポケットとラゲッジシートを装備。生地には耐久性が高く、防水加工を施したCORDURA(R)Fabric(305デニール)を使用しているため汚れを気にすることなく収納、積載が可能で、アウトドアやレジャーユースに最適な仕様になっている 。

 クルマの中の汚れを気にせずアウトドアレジャーやスポーツを全力で楽しみたいという人には嬉しい装備が満載された特別仕様車だ 。

上質感と安全性にこだわりたいなら、「三菱 エクリプス クロス G Limited Edition」

特別仕様車ってやっぱりお得!! 他人とちょっと違うクルマに乗りたい人にお薦めしたい! 個性が光る特別仕様車4選
エントリーグレード「M」との大きな違いは16インチから18インチに大型化されたアルミホイールが採用されている点。これで見た目がいっそう精悍な印象に

 三菱のクロスオーバーSUVであるエクリプス クロス「G Limited Edition」は実用性の高い 機能・装備を充実させつつ価格を抑えた特別仕様車だ。
 
 G Limited Editionはガソリン車のみの設定となっており、スタンダードグレードのMグレード(253万1100円~)と、ハイグレードモデルであるGグレード(292万2700円~)の中間の価格帯にあたる275万7700円からの設定となっている。

 エクステリアには16インチのホイールを履くMグレードに対してデザインの異なる切削光輝仕上げの18インチアルミホイールを採用し、より上質な印象に仕上げている。インテリアもブラックの加飾を施した本革巻ステアリングホイール、シート生地には上級ファブリックを使用するといった高級感を演出。

 また、ペダルから足を離しても停止したままの状態を維持してくれるブレーキオートホールド機能付き電動パーキングブレーキや、先行車の加減速に合わせて車間距離を保持してくれるレーダークルーズコントロールシステムといった渋滞で助かる機能が搭載されている。

 ダッシュボード部分から立ち上がるヘッドアップディスプレイも装備。ディスプレイ上に車速や警告といったさまざま な情報を一括表示することで視線移動が少なくてすみ、運転時の安全性を確保することができる。

 「あったらいいな」と思えるような機能や装備が厳選装着されているコスパの高い一台だ。

こだわりのインテリアデザインが魅力! 「マツダ XV Advance Style Edition」

特別仕様車ってやっぱりお得!! 他人とちょっと違うクルマに乗りたい人にお薦めしたい! 個性が光る特別仕様車4選
ベースグレードとなるAdvanceではシルバー系の色でまとめられていたフロントグリル、フロントバンパーガード、フォグランプカバーなどのエクステリア各部がグレーメタリック塗装に変更され、オプションだったローマウントタイプルーフレールも標準装備

 2021年 12月にスバルが発表したクロスオーバーSUV、XVの「Advance Style Edition」は、初代XVの発表から10年目を迎えたことを記念して用意された特別仕様車。XVの最上位グレードであるAdvanceをベースに、専用装備を備えたモデルだ 。

 エクステリアには、フロントグリル、バンパーガード、フロントフォグランプカバーなど、各部にグレーメタリック塗装を施した専用パーツを採用。加えて、ダークガンメタリックに塗装された18インチアルミホイールを装着することで、Advanceに比べて タフな印象を与える外観に。街中はもちろん未舗装路を走っても撥ねた泥がよく似合うワイルドなスタイリングとなっている。

 インテリアはブラックラスト加飾と呼ばれる光沢を抑えた素材が採用されており、シックな雰囲気に仕立て上げる一方、シートやインパネ、ステアリングホイールなどには 鮮やかなイエローステッチが施され、目を惹くスタイリッシュなデザインに仕上げられている。

 機能面ではAdvanceではオプション扱いとなっている運転支援技術アイサイトセイフティプラスが標準装備。そのかわり、運転席/助手席の8ウェイパワーシートやフロントシートヒーター、リバース連動ミラーなどAdvanceでは標準装備となっている快適装備の一部がオプションとなっている。

 計算してみると、Advanceにアイサイトセイフティプラスをオプションとして追加すると319万1240円、Advance Style Editionにオプションとなっている快適装備を追加すると315万7740円。この部分だけを見ても3万3500円ほどお得ということになる。これにエクステリアとインテリアの変更が加わることを考えれば、かなりのお買い得車であることは間違いない。

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