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カッコいい、高級、威張れる!! 最激戦区に「あえて」の魅力 400万円以下輸入SUVおすすめ5選

 世界的なSUV人気が続くなか、国内外問わず、世界の様々なメーカーから、さまざまなSUVが登場している。日本国内だと、どうしても国内メーカーのモデルが主流となるが、国内モデルだけで検討しているのはもったいない!! ということで、今回、400万円以下で購入できる輸入SUVを5つピックアップ。どれも輸入モデルならではのよさをもちながらも、日本でも使いやすいサイズで、お薦めのモデルたちだ。

文:立花義人、エムスリープロダクション
写真:VW、BMW、ステランティス、ベストカー編集部

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サイズ感、走り、デザイン、どこをとっても優秀|VW「T-Roc」

 まずおすすめしたいのが、フォルクスワーゲンの「T-Roc」だ。2017年に登場したT-Rocは、2020年に日本に登場するやいなや人気モデルとなり、2021年には、輸入SUVカテゴリーで販売ランキング2位を獲得している(ちなみに1位はT-Cross)。

 プラットフォームはゴルフやアウディA3と同じ、信頼のMQBで、世界を代表するコンパクトハッチバック、ゴルフのSUV版という位置付けである。デザインは都会的でありながらもアクティブなイメージが強く、つい軽やかに出かけたくなるような雰囲気がある。

 エンジンは1.5L TSIガソリンと2.0L TDIクリーンディーゼルで、普段の街乗りから週末のドライブまで爽快な走りを気持ちよく、かつ経済的に楽しめる。ラゲッジ容量は通常で445L、後席シートバックを倒すと最大1,290Lのスペースを確保し、実用性も十分だ。

 日本の道路事情にぴったりサイズでありながら、充実したユーティリティと気持ちの良い走りのバランス、そして飽きのこないデザイン。誰が乗っても相当な満足感が得られるだろう。価格も355万円(TSI Style)からと、比較的手の届きやすい価格となっている。

VW T-Roc。バランスの良いデザインは都会でもアウトドアシーンでも映える。意外にもツートーンカラーの設定はVW初とのこと

国産車では真似できない独自の世界観が魅力|MINI クロスオーバー

 今ではすっかりBMWのコンパクトブランドとして定着したミニ。ブリティッシュ・モーター・コーポレーション時代の往年のミニをモチーフとしたデザインが人気のモデルだ。現行型ミニは2013年の登場と新しくはないが、普遍的な魅力と国産モデルにはない個性で、国内の輸入車ランキングでも常に上位にランクインしている。

 ミニという名前やキャラクターから想像するとあまり実用性はないのではないかと思いがちだが、ラゲッジ容量は通常で450L、後席シートバックを倒すと1,390Lまで広がる。前出のT-Rocを超える容量だ。

 実は、BMW X1と同じプラットフォームやメカニズムを採用しており、走りの質感も高い。もちろん最新のコネクテッドサービスや先進運転支援、安全装備も充実している。デザインで個性を主張しつつもクルマとしての実力も相当高い。そんなモデルが、399万円から手に入るなら相当コスパがいいといえるだろう。

ミニ クロスオーバー。ガソリンターボの他にクリーンディーゼルやPHEVもラインアップされる

アウトドアシーンで映える力強いスタイリング|ジープ レネゲード

 「レネゲード」はジープブランドのエントリーモデルで、丸型ヘッドライト、7スロットグリル、台形ホイールアーチというジープ伝統のデザインテイストを取り入れつつ、モダンでまとまりのよいスタイリングが特長のモデルだ。

 ジープという骨太なブランドを気軽に楽しめるというのが最大の魅力ではあるが、アウトドアレジャーを十分に楽しみたい人には4WDグレードの「TRAILHAWK」をおすすめしたい。こちらはオンデマンド式4WDでセンターデフロックを持たないシステムながら、1速にギアを固定して20:1という極低速での走行を可能にする「アクティブドライブロー」システムが備えられ、本格的な悪路アタックも楽しめる。

 価格は、ベースグレードの「LONGITUDE」で338万円、「LIMITED」では409万円となってしまうが、「TRAILHAWK」でも、ぎりぎり400万円を下回る、397万円で購入できる。普段は街乗りがメインでも、どうせSUVに乗るなら大自然で思いっきり遊びたいという方にお薦めのモデルだ。

ジープ レネゲード。悪路走破性を高めた4WDのトレイルホークでも、ガソリンモデルなら400万円を切る

コンパクトでおしゃれなシティ派SUV|プジョー 2008

 コンパクトでおしゃれなシティ派SUVが欲しいならプジョー2008がオススメだ。現行型は2020年に発売された2代目で、ライオンをモチーフにした躍動感あふれるスタイリングと牙のようなLEDシグネチャーライトが印象的だ。

 インテリアは特に個性的で、立体的な造形のダッシュボードに近未来感のある3D化されたメーター、上下をカットしたようなデザインの小径ステアリングなど、斬新なディテールで構成されている。単に奇抜さを狙ったのではなく、既成観念にとらわれず機能性と安全性を追求した新世代の解釈であり、使い勝手も優秀。価格も317万円からと、国産車と変わらない価格設定。人とは違ったクルマを求める方にはぜひともお薦めしたいモデルだ。

北欧デザインのスマートな美しさと嫌味のない高級感|ボルボ XC40

 機能性と落ち着いたデザイン、そして高い安全性が魅力のボルボ。ボルボはEVやプラグインハイブリッドに力を入れているため、全体的に価格が高いが、コンパクトSUV「XC40」の48Vハイブリッドのエントリーグレード「B3」なら、ギリギリ400万円を切る。

 エントリーグレードとはいえ、ボルボならではの先進安全運転支援システムや一通りの快適装備はきちんと装備されている。FFモデルとなるためハードなオフロード走行には向かないが、スカンジナビアデザインの美しさとプレステージ性、ボルボの哲学を堪能するには十分だ。

 ちなみにXC40は、2018年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーと、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーをダブルで受賞するなど、世界で認められたベスト・モデルでもある。

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 輸入モデルは、デザイン性やしっかりしたハンドリング、高い環境性能など、国産メーカーとは一味違った乗り味が魅力。特にコンパクトクラスは競争の激しいカテゴリーなだけに、各社力の入ったモデルを開発している。もちろん国産モデルも素晴らしいが、輸入モデルにも素晴らしいモデルがたくさんあるので、国産輸入にとらわれることなく、視野を広げてクルマを選んでみてほしい。クルマ選びがもっと楽しくなるはずだ。

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