もっと詳しく

「職人技術は日本人の心の最後の砦になってきている」―。石垣積みの技術集団「穴太衆」の職人たちを主人公にした『塞王の楯』で1月に直木賞を受賞した今村翔吾さんは日本のものづくりの現状をそう語る。同作では戦国時代末期の穴太衆と鉄砲作りの技術集団「国友衆」による技術競争を通じて、武士以外…