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エマニュエル駐日アメリカ大使のツイッターより

北方領土の日の7日、アメリカのエマニュエル駐日大使がツイッターを更新。「2月7日の北方領土の日に際し、はっきりと伝えたいことがあります」と切り出した上で、「米国は北方領土問題で日本を支持しています」と日本語と英語でそれぞれ投稿し、日本のネット民から注目を集めている。

エマニュエル大使は先週3日にも、北方領土を巡って駐日ロシア大使館とツイッターで火花を散らしたばかり。今回の投稿は動画も収録しており、字幕では「米国は北方領土問題を日本を支持しており、北方四島に対する日本の主権を1950年代から認めています」と、領土問題でのアメリカの立場を強調した。

大使は続けて「ロシアの行動への懸念は新しいものではありません」「北方領土に限ったことではないのです」とウクライナ問題にも話を広げると、同国のセルギー・コルスンスキー駐日大使と会談し、ロシアによる他国の主権軽視についてウクライナ側も「驚いていません」と報告。2014年にロシアがウクライナのクリミア半島を併合し、今度は国境沿いに10万人規模の軍隊を派遣していることも挙げながら、「北方領土  クリミア  そしてウクライナ東部にいたるまで侵略者が誰なのかは明らかです」などとロシア側をけん制した。

さらにコルスンスキー大使も、このエマニュエル氏のツイートをすかさずリツイート。「ランボー」の異名を取るエマニュエル大使がこんどはウクライナ大使との連携プレーを披露したことで、ロシア大使館をいっそう刺激する可能性が高い。同大使館のツイッターは19時現在言及していないが、3日にエマニュエル氏が北方領土に関して投稿した時は、ロシア大使館が約4時間後にツイートで応酬しており、対応が注目される。

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