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4月9日(土)に開催される新日本プロレス『HYPER BATTLE’22』東京・両国国技館大会。

2022年も“春の両国決戦”として、豪華6大タイトルマッチが実現する。

メインイベントでは、IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカに『NEW JAPAN CUP 2022』(以下、『NJC』)優勝者のザック・セイバーJr.が挑戦。

オカダは“最強王者”として『NJC』制覇を目指すも、準決勝(3.26大阪城)の内藤哲也戦で、とどめのレインメーカーを狙ったところをポルボ・デ・エストレージャで切り返され無念の惜敗。

対するザックは、準決勝(3.26大阪城)で鷹木信悟に執念のレフェリーストップ勝ちを収めると、決勝(3.27大阪城)では内藤と激突。終盤、ザックドライバーとデスティーノを巡る攻防から、最後は初披露のセイバードライバー(ユー・スピン・ミー・ラウンド・テクノ・リミックス)で内藤を葬り、4年ぶり2度目の『NJC』制覇を成し遂げた。

史上最大規模で開催された“春の最強戦士決定トーナメント”で頂点に立ったザックは、内藤戦後に「世界最高のテクニカルレスラーのこの俺が近い将来、世界最高のレスラーに君臨する。ツギハIWGPセカイヘビーキュウチャンピオン」と、オカダの保持するIWGP世界ヘビー級王座への挑戦を高らかにアピール。

遡るとザックは2018年3月の『NJC』で初優勝を飾った際、直後の4.1両国で当時IWGPヘビー級王者のオカダに挑むも、レインメーカーの前に玉砕。ザックとしてはオカダに4年越しのリベンジを果たし、今度こそベルトを奪取したいところ。だが、新日本の50周年を背負うと宣言しているオカダも、ここで『NJC』覇者を撃破し、その勢いを取り戻すべく気合いは充分。

ザックが変幻自在のサブミッションと『NJC』を制した“奥の手”で新日本の至宝を手中に収めるか? それともオカダが4年前と同じくザックの猛追を振り切り、3度目の防衛に成功するのか? IWGP世界ヘビー級王者vs『NJC 2022』覇者、春の両国決戦を締めくくる注目の大一番に注目だ。

◆“春の両国決戦”はタイトルマッチが目白押し!

そのほかにも“春の両国決戦”ではタイトルマッチが開催。

セミファイナル(第7試合)はIWGPジュニアヘビー級王座戦。王者エル・デスペラードが3度目の防衛戦として、“怨敵”SHOを迎撃する。

第6試合はIWGPタッグ王座戦。後藤洋央紀&YOSHI-HASHIによる王者チーム「毘沙門」が、「UNITED EMPIRE」のジェフ・コブ&グレート-O-カーンを相手に2度目の防衛戦に臨む。

第5試合はNEVER無差別級王座戦。挑戦者・高橋ヒロムが因縁の相手となる王者・“キング・オブ・ダークネス”EVILに挑戦する。

第4試合の「KOPW 2022」争奪戦は、ファン投票により挑戦者・タイチ提案の「ノーロープ場外押し出しマッチ」に決定し、保持者の矢野通が迎え撃つ。試合はノーロープで行われ、相手を場外に押し出した選手が勝者となる。なおピンフォール、ギブアップ裁定はなしというルールに。

第3試合はIWGPジュニアタッグ王座戦。田口隆祐&マスター・ワトによる王者チーム「6or9」が、4度目の王座返り咲きを狙う「BULLET CLUB」の石森太二&エル・ファンタズモを相手に初防衛戦に臨む。

さらに第2試合では、『NJC』で惜しくも敗れた内藤哲也&鷹木信悟の「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」タッグが、「UNITED EMPIRE」のウィル・オスプレイ&アーロン・ヘナーレと対決。第1試合は棚橋弘至と「GUERRILAS OF DESTINY」のタマ・トンガ&タンガ・ロア&邪道がカルテットを結成し、「BULLET CLUB」のバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ&高橋裕二郎&外道と対戦する。