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ペンを持った男が自分を取り囲むように、ぐるぐるとうずまきを描いている。ユーモラスな設定に思わず笑ってしまうが、すぐに面白さだけを狙ったドローイングではないと気がつく。 鋭い線が、潔い余白が、抽象的な記号となって見る人の想像力を面白さのその先へといざなうからだ。一方向に延びる線は時…