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<うたの雫(しずく)> ・独房に幻のごと流星雨降る夜なれば生きてと祈る 重信房子 この流星雨は幻だろうか。生きてとは今もパレスチナで闘う同志への祈りか、戦禍に生きる子らを案じたか。あるいは重信に褒賞をと告げて緊迫するアラブへと発(た)ったライラ・ハリドを思ったか。独房もまた過酷で熾…