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<p>プーチン大統領の側近たち この戦争はどういう顔ぶれが遂行しているのか – BBCニュース</p><p>BBCニュース – プーチン大統領の側近たち この戦争はどういう顔ぶれが遂行しているのか</p><p>ロシアのプーチン大統領は、孤独な人物という印象を漂わせている。しかし重要な決断をするときには、側近たちの考えに耳を傾ける。</p><p>プーチン氏、ウクライナ東部2地域の「独立」承認 現代の皇帝のように その会議は、実に稀有な見世物だった。机の後ろに座った大統領が法廷を開き、安全保障チームの1人ひとりが演台まで歩いて行って、ロシアが支援するウクライナ反政府勢力の独立の承認について、各自の意見を表明した。 パトルシェフ氏はこの試験に合格した。「彼は軍の士気を鼓舞するような発言をよくする。過激なパトルシェフの立ち位置に、プーチンが近づいて行った感がある」と、ノーブル准教授は話す。 クレムリンの内情を追っている人たちによると、大統領が最も信頼する情報は、保安当局からのものだという。アレクサンドル・ボルトニコフFSB長官は、プーチン氏の最側近の1人とみられている。 彼もレニングラードKGB時代からのベテランで、FSB長官をパトルシェフ氏から引き継いだ。 どちらも大統領とは関係が近いことで知られる。だが、前出のノーブル准教授はこう指摘する。「誰が采配を振るい、誰が決定したのか、確実なことは言えない」。 FSBは警察に多大な影響力をもっているうえ、独自の特別隊も抱えている。 レニングラードの亡霊3人組の最後が、セルゲイ・ナルイシキン対外情報局(SVR)長官だ。キャリアの大部分を大統領の近くで過ごしてきた。 しかし、ナルイシキン氏は、 で政府方針から外れた発言をした。そして、プーチン氏から厳しく叱責された。これは、どう理解すればいいのだろうか。 ナルイシキン氏は当時、現状認識を問われると、動揺して発言を間違えた。そして大統領に、「今はそんな話はしていない」とにべもなく告げられた。 長時間にわたった会議は、編集された上でテレビ放送された。つまり、あの映像が流れたということは、なじられて気まずそうにするナルイシキン氏の様子を視聴者に見せようというのが、クレムリンの判断だったのは明らかだ。 「衝撃的だった。(ナルイシキン氏は)ふだん信じられないほど冷静で落ち着いている。なので、これは何事かと見ていた人は思ったはずだ」と、ノーブル准教授はBBCに話した。ロシア専門家のガレオッティ氏は、会議全体の寒々しさ、とげとげしさに驚いたという。 <関連記事></p>