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 4月1日付けで、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、4月16〜17日に岡山国際サーキットで開催される第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の参加条件について発表した。2021年に続きタイトな岡山でのレースでGT500クラスでは90.2kg/hの燃料流量リストリクターが採用されるほか、GT300クラスでは特別BoPが採用されている。

 さまざまな車両が参戦するスーパーGTでは、すべての車両について性能均衡化のため、性能調整が実施される。この調整は特定の車種、または特定の競技車両に対して不定期に実施することができるが、事前に告知され、各車はその性能調整が記された参加条件に従いレースウイークに臨むことになる。

 4月16〜17日に開催される第1戦については、今季初めて参加条件が公にされたかたちとなるが、GT500クラスでは通常95.0kg/hの燃料流量リストリクター流量が、タイトでランオフエリアが狭い岡山でのレースにあわせ、2021年に続き90.2kg/hという数値が採用されている。

 一方GT300クラスでは、通常のBoP数値に加え、こちらも2021年の岡山でも採用された特別BoPがGT300規定車両、GT300 MC車両、GT3車両すべてに採用されている。また、すでにオフシーズンからさまざまなチームから聞かれていたとおり、GT300規定車両は車重こそほとんど変わらない(31号車プリウスについては、ハイブリッド重量51kgが廃されBoP重量がプラス30kgに)が、トヨタ車はエアリストリクター径が縮小、スバルBRZは過給圧の数値が2021年に比較すると下げられており、パワーダウンの傾向が見て取れる。

 3月の岡山公式テストでは、これまでのように岡山を得意としていたGT300規定車両が必ずしも圧倒的ではない印象があった。第1戦ではどんな戦力図になるのかは、公式練習が始まってみないと分からないだろう。