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<p>ロシアの行為は「核のテロ」、原発攻撃にNATO加盟国など強く非難</p><p>ロシアの行為は「核のテロ」、原発攻撃にNATO加盟国など強く非難</p><p>ウクライナの原子力発電所をロシア軍が攻撃したと伝わり、北大西洋条約機構(NATO)はプーチン大統領を「無謀」だと非難した。ロシアのウクライナ侵攻に一段と強力な対応を求める声が各国で強まっている。</p><p>ロシア軍がザポロジエ原発を占拠、ウクライナはIAEAに支援要請 ウクライナは、同国南東部にある欧州最大のザポロジエ原発をロシア軍が砲撃したと主張している。NATO加盟国の外相は4日開催した会合で、このロシアの行動を糾弾。実際にロシア軍が攻撃したと確認された場合、稼働中の原発を軍が意図的に標的とした初の事例となる。 ウクライナの当局者らは、ロシア軍が欧州最大の原発に砲撃し火災が発生したと説明 Source: Bloomberg ドイツのベーアボック外相は記者団に対し、そのような行動に出るべきではないと「あらゆる経路」を通じてロシアに伝えていたと説明。「この世界にはルールというものがある。たとえロシアの大統領であってもだ」と述べた。 リトアニアのナウセーダ大統領は欧州連合(EU)に対し、この対応としてロシアからの天然ガス・原油輸入をやめ、同国の全銀行を国際銀行間通信協会(SWIFT)の国際決済ネットワークから排除するよう呼び掛けた。 ナウセーダ大統領はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、これは「犯罪であり、核のテロだ」と述べ、ロシア政府の「残虐性」と冷淡さを表していると言明。「正常な人間が取る行動をはるかに逸脱している」と指摘した。 ロシア国防省は2月28日からザポロジエ原発を掌握しているとし、ウクライナによる「挑発」だと主張した。 ストルテンベルグNATO事務総長は国際法に違反してクラスター爆弾が使われた疑いもあるとして、ロシアに責任をとらせるため加盟国が詳細な情報を収集していると語った。 原題:</p>