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小説家安東能明さん(65)=浜松市東区=が、古里の旧二俣町(現同市天竜区)で一家4人が殺害され、後に冤罪(えんざい)事件となった二俣事件を描いた小説「蚕(かいこ)の王」を出版した。向き合ったのは「なぜ冤罪が生まれるのか」という問い。地道な取材と想像力を武器に、捜査と司法の課題に肉薄…