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◆松浦理英子(まつうら・りえこ)さん (講談社・1870円) 「宿命の女」像、書き換えたい 「愛は至上のものではない」と言う。5年ぶりの長編で描いたのは、男女を問わず次々と付き合う相手を変え、誰とも長続きしない女性。しかし、周囲の語りから浮かぶのは、決して「悪女」や「魔性の女」ではない。…