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(みすず書房・3960円) 賃金格差の実相を隠す「神話」 ドキリとさせられるタイトルだ。内心では過分な給料と思いつつも黙って受け取る人、きつく危険な仕事なのに生活もままならないと憤る人と様々だが、では誰がいくらをなぜもらうのだろうか。 副題に「賃金と経済にまつわる神話を解く」とある。「…