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今回のコロナ禍で米国は世界最大の感染国の一つとなっている。民主主義の盟主を自負し、世界で最も豊かで、科学技術も発達している米国が一体なぜ?本書はこの問いに対する有力な視点を与えてくれるが、実は著者は4年前に他界している。それでも米国が天然痘(空気媒介)や腸チフス(水媒介)、黄熱病…