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Fitbitは米国時間3月2日朝、スマートウォッチ「Ionic」のバッテリーが過熱し、火傷する可能性があるという報告を受け、米消費者製品安全委員会(CPSC)にリコール実施を届け出たと発表した。

CPSCは同日の報告書で、米国内で少なくとも115人、海外では59人が同スマートウォッチのバッテリーの過熱を報告したと説明している。ここには、火傷の報告が計118件含まれており、そのうち第3度火傷の報告が2件、第2度火傷の報告が4件だ。

CPSCは「消費者はリコール届けがあったIonicスマートウォッチの使用を直ちに中止し、Fitbitに連絡してデバイスを返却するための送料前払い梱包材を受け取ってください」と書いている。

リコールの対象となるのは、モデル番号FB503のIonicデバイスで、米国内で100万台、海外で69万3000台にのぼる。Fitbitは商品代金299ドル(約3万5000円)を返金する(さらに、買い替えを希望する場合は、今後購入するデバイスを割引する)。

Google傘下のFitbitは「慎重を期して」リコールを届け出たと話している。Fitbitの声明全文は以下の通りだ。

顧客の安全は常にFitbitの最優先事項であり、慎重を期して、スマートウォッチFitbit Ionicの自主回収を実施します。当社はFitbit Ionicスマートウォッチのバッテリーが過熱し、火傷の危険があるという非常に限られた数の負傷報告を受けました。CPSCの発表にある負傷報告数は販売台数の0.01%未満です。これらの事故は非常にまれであり、今回の自主回収による他のFitbitスマートウォッチやトラッカーへの影響はありません。

画像クレジット:Brian Heater

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(文:Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi