4月1日、LCRホンダは新型コロナウイルスのPCR検査で陽性となり欠場する予定だった中上貴晶が、再度検査を受けて陰性となったことからMotoGP第3戦アルゼンチンGPに参戦すると発表した。
中上は、アルゼンチンに向かう前の28日にPCR検査で陽性となり、確認のためさらに2度目の検査を行ったが陽性と変わらず、第3戦アルゼンチンGPを欠場することが31日に発表されていた。
しかし、4月1日までに開催地のアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドにMotoGPの機材が届かないことから、金曜日のセッションが中止。第3戦アルゼンチンGPは4月2~3日と2日間のスケジュールで行われることになった。
そんななか、中上は3度目の検査を行い、そこで陰性だったことからアルゼンチンに向かっており、今大会の参戦に間に合う見込みとなった。
LCRホンダのチームマネージャーを務めるルーチョ・チェッキネロは、「今週初め、アルゼンチンへのフライト前にタカ(中上)は陽性と判定されたが、CT値は高くて、ウイルス量が少ないことを示しており、無症状だった」と語った。
「そこで、メディカルコンサルタントと一緒に、2、3日おきに検査を繰り返すことにした。中上は現在、何度かの検査で陰性となり、IRTAおよびドルナと合意した通り、土曜日の朝、サーキット走行開始に間に合うようにパドックに到着する予定だ」