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 日本ゼオンは、スーパーグロース法による単層カーボンナノチューブ(SG法単層CNT)を用いた熱電変換モジュールのアプリケーションを開発する。単層CNTならではの半導体特性を生かし、無電源でもセンサー機能を持たせて故障検知システムなどへの活用を図る。熱配管や建物内の制振ダンパーの故障検知などとして活用できるシステム開発を進めており、実証試験を行いながら機能を確認している。同社のCNTは低コストでの量産が可能で、長尺、比表面積の大きさ、高純度という革新性を持つ。Oリングやシート系熱界面材料、医療機器部材などの採用実績に続く案件の一つとして開発を進めており、熱配管システムへの適用は2年後、ダンパー向けは2025年頃をめどに事業化を目指す。

指の温度をセンシングし通信するデモ

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