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<p>NY商品、原油が続伸 一時7年8カ月ぶり106ドル台 ロシア産原油の供給懸念で</p><p>NY商品、原油が続伸 一時7年8カ月ぶり106ドル台 ロシア産原油の供給懸念で</p><p>【NQNニューヨーク=川上純平】1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比7.69ドル(8.0%)高の1バレル103.41ドルで取引を終えた。一時は106.78ドルと2014年6月以来の高値を付けた。ウクライナ情勢の緊迫が続き、ロシア産の原油や天然ガスの供給が滞るとの見方から買いが</p><p>集まった。 ロシア軍のミサイルなどによる攻撃はウクライナの一般市民に対しても無差別に広がっていると伝わっている。ロシア軍の長蛇の車列が首都キエフに接近しているとの報道もあり、一段の攻防の激化が予想されている。カナダがロシア産原油の輸入を禁止するなど、欧米諸国とロシアの関係悪化が原油需給の引き締まりにつながるとの見方が強まった。 国際エネルギー機関(IEA)は1日、加盟国が備蓄している石油を計6000万バレル協調放出すると発表した。ただ、原油価格を抑えるのに十分な量ではないとの見方から、発表後も相場の上昇は続いた。 ニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比43.1ドル(2.3%)高の1トロイオンス1943.8ドルで取引を終えた。ウクライナ情勢の緊迫が続き、逃避資金の受け皿となりやすい金先物は買いが優勢だった。</p>