化学業界で2020年以降、食品や工業製品の持続可能性に関する国際認証機関・ISCCのマスバランス認証「ISCC PLUS」を取得する企業が増えている。工場や生産設備ごとに再生可能・バイオ原料(RBF)がどの程度使用されるかを定量化し、品質と合わせて保証する。生産者には、既存設備でRBFを化石燃料由来原料と混合使用できるメリットがあり、欧米や日本のほか中国でも認証工場が増えている。マスバランス方式は、段階的に化学産業が循環型経済へと移行を図るための現実的なアプローチだ。続きは本紙で 記事・取材テーマに対するご意見はこちら PDF版のご案内