4月8~9日にアメリカ、カリフォルニア州のロングビーチで開催される『アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ』は、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2022年シーズン最初のスプリントレースだ。NTTインディカー・シリーズとの併催レースとなる同イベントのエントリーリストが3月31日に発表され、計3クラスから都合27台が出走することが分かった。
木曜日に公開されたエントリーリストでは、最高峰カテゴリーであるDPiクラスから6台、今季GTLMに替わって新設されたGTDプロクラスも同じく6台、GTDクラスからは最多15台が出場することが確認できる。
プロトタイプクラスのDPiは、小林可夢偉らを擁しIMSAミシュラン・エンデュランスカップ(IMEC)限定でシリーズに参加している、アリー・キャデラック(48号車キャデラックDPi-V.R)を除くすべてのDPiマシンがエントリーした。
一方、GTDプロではウェザーテック・レーシングがメルセデスAMG GT3 Evoをフル参戦させることを決定したため、年間を通じてシリーズに参加するGT3メーカーは合計6社に。100分間で争われるストリートレースでは、メルセデスAMGファクトリーのスタードライバーであるラファエル・マルチェッロが、クーパー・マクニールとコンビを組み97号車メルセデスAMGをドライブする予定だ。
15台のGT3カーで争われるGTDのエントリーの中には、チームの共同オーナーであるヘンリー・ギルバートのために以前はギルバート・コルトフ・モータースポーツとして知られていたチームが、チーム・コルトフ・モータースポーツ・メルセデスに改名されたことを見ることができる。同チームの32号車メルセデスAMG GT3は、チャンピオンシップリーダーのマイク・スキーンとスティーブン・マクリアーによってドライブされる。
GMGレーシングはジェームス・ソフロナスとカイル・ワシントンが34号車ポルシェ911 GT3 Rでカメオ出演し、リック・ウェア・レーシングは51号車アキュラNSX GT3 Evo22で、ウェザーテック・スプリントカップの開幕戦に登場予定だ。ドライバーはライアン・エバーズリーとエイデン・リードが務める。
また、既報のとおりアキュラのアニメ作品『チアキのジャーニー』カラーのNSXでロングビーチ戦に挑むグラディエント・レーシングは、マリオ・ファーンバッハとマーク・ミラーがアキュラGT3のステアリングを握りグリッドを維持する。