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<p>【斎藤勉のソ連崩壊と今】教訓学ばぬ暴君 反日宣伝工作も連動</p><p>【斎藤勉のソ連崩壊と今】教訓学ばぬ暴君 反日宣伝工作も連動 プーチン氏は愚かにも「ソ連の他国への強引な軍事侵攻が共産主義体制への嫌悪感を広げ、崩壊を招いた」という教訓を何らくみ取らなかった。</p><p>ウクライナを侵略したロシアのプーチン大統領は世界を敵に回す暴君となった。プーチン氏は愚かにも「ソ連の他国への強引な軍事侵攻が共産主義体制への嫌悪感を広げ、崩壊…</p><p>ウクライナを侵略したロシアのプーチン大統領は世界を敵に回す暴君となった。プーチン氏は愚かにも「ソ連の他国への強引な軍事侵攻が共産主義体制への嫌悪感を広げ、崩壊を招いた」という教訓を何らくみ取らなかった。 いま一つ今回の暴挙で特筆すべきは、侵略行為に醜悪な歴史戦を仕込み、自らの非道ぶりは棚に上げてウクライナのゼレンスキー政権をホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を犯した「ナチス」呼ばわりしていることだ。目に余るご都合主義の歴史解釈は、北方領土をめぐって日本をおとしめる工作にもつながっている。 プーチン氏は「同じ民族」とみなすウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟阻止を侵攻の最大の理由に挙げる。NATOの「東方拡大」(東欧諸国のNATO加盟)を「西側に裏切られた」と憤るのは、「拡大第1号」が自らソ連国家保安委員会(KGB)のスパイとして5年間勤務した東ドイツだったこともある。 特集・連載:</p>