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タイの映画作家・美術家のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の映画は、なぜか懐かしい。誰かの記憶をめぐる映画のはずなのに、彼我の境目はいつの間にか溶けて、自分ごとのように思えてくる。最新長編監督作「MEMORIA メモリア」(3月4日公開)で、その世界はさらに拡張された。日本公開を前に同監…