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「や、やめて下さいよ」 世之介は慌てて室田の手を引くと、元の椅子に座らせた。また何度もその尻を世之介や隣の客の腰にぶつけながら室田が席に着く。 「いやいや、こういうのはちゃんとしとかないと」 室田がやけに神妙になるので、 「そうですか。じゃあ」 と、世之介も立ち上がる。 ただ、室田と同…