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 FIAは、F1第3戦オーストラリアGP土曜朝、セーフティカー後のリスタート時の規定についてドライバーたちに改めて確認し、リスタートの際に他のマシンに並びかける行為を禁じると強調した。

 レースディレクターが改めてドライバーたちに示したのはF1競技レギュレーション55.14条の次の文章だ。

「セーフティーカーがピットに戻るまでの間、事故の可能性を避けるため、車両のライトが消された時点から、ドライバーは不規則な加速やブレーキング、他のドライバーを危険にさらしたり再スタートを妨げるような操作のないペースで進まなければならない」

 この文章に、マシンの位置関係を示す図が添えられており、これによると、先行するマシンより前に出ることはもちろんのこと、並びかけることも許されないとされている。後ろに下がっている場合は、先行車と異なるラインを取ることは許される。

F1セーフティカー・リスタート時の規定
F1セーフティカー・リスタート時の規定

 また、同日、レースディレクターは、土曜日からDRSゾーンを4カ所から3カ所に変更するという決定も通知した。ディテクションポイント1が「ターン6の45m先」から「ターン9の130m手前」に移され、パネル11の140m先のアクティベーションポイントは廃止される。変更したのは「安全上の理由」によるということだ。

2022年F1オーストラリアGPコース図(新DRSゾーン記載)
2022年F1オーストラリアGPコース図(新DRSゾーン記載)