3月30日、MotoGPに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、複視が原因で欠場するマルク・マルケスの代役としてステファン・ブラドルをMotoGP第3戦アルゼンチンGPで起用すると発表した。
マルケスは第2戦インドネシアGPでウォームアップ走行の際に7コーナーでハイサイド転倒を喫した。激しく路面に打ち付けられたマルケスは脳震盪を起こし、現地の病院で検査を受けた。
その後、視界に不快感を覚えたマルケスは、21日に再度検査を受けた結果、昨年11月に患った複視の再発が確認された。そして、29日には回復傾向にあるが、まだ完全ではないことから第3戦アルゼンチンGPを欠場することがアナウンスされた。
翌日、チームはテストライダーのブラドルをマルケスの代役としてエントリーさせることを発表。4月1～3日にアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催される第3戦アルゼンチンGPはポル・エスパルガロとともに出場することとなった。
ブラドルは2021年に5度目の出場となった第17戦アルガルベGP以降、11月から1カ月おきにスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでプライベートテストを実施。2022年2月にセパン・インターナショナル・サーキットで開催されたシェイクダウンテストにも参加した。
また、今週末のホンダ勢は、LCRホンダ・イデミツの中上貴晶が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性となり欠場することが決定した。