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 ホンダの純正アクセサリーを企画・開発するホンダアクセスは、Moduloのパフォーマンスパーツやしなやかな走りと専用パーツなどを奢ったコンプリートカー「Modulo X」シリーズを数多く輩出。そんなModuloのを真髄を味わい尽くすユーザー体感試乗会を2022年3月21日にモビリティリゾートもてぎで実施したのだ。しかもドリキンこと土屋圭市さんをはじめ、開発メンバーも駆けつけるとあって、大満足のイベントに! ベストカーといえばModulo試乗会とも言えるほど定番になってきたこの試乗会。次に参加するのはあなたです!! 

筆者:ベストカーWEB編集部/写真:池之平昌信

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Modulo X大集合! ドリキンとクルマ談義も

東京オートサロン2022で初お披露目された新型ヴェゼル e:HEV Modulo X Conceptも会場に登場。間近で見られるまたとない機会であった

 Modulo Xは最上級グレードという位置づけで、ステップワゴンやS660、フリードなど、さまざまなモデルに設定されている。コンプリートカーといえばスポーツカーを思い浮かべるだろうが、ミニバンやSUVも手掛けているのだ。というのも高速域でのパフォーマンスのみを狙っているのではなく、街中やワインディングといった公道を気持ちよく走れることを主眼に置いているのだ。

 そういったModuloの真髄に触れてもらうために試乗の機会を設けたというワケ。そして今回の目玉はModulo X各モデルの開発担当者や開発アドバイザーを務めるドリキンこと土屋圭市さんと交流できるとあって、ファンなら垂涎モノの内容であった。普段見る機会が少ないModulo X各モデルに触れられるだけでなく、開発メンバーとも直接話せるとあって、全国からファンが集結したのだ。

 ちなみに抽選で選ばれた計19組の方々は、ほとんどがホンダ車オーナー。駐車場にはS660やステップワゴン、そして往年の4代目プレリュードなど多岐に渡る。そして参加いただいた方は北は秋田県、南は山口県と方々から集結したのだ

試乗して開発者に疑問や感想を直撃! クルマ好き垂涎のイベント

2021年6月にデビューしたフィット e:HEV Modulo Xはホイールの剛性を“あえて”落とし、しなやかな走りを実現。参加者も体感できるほどの仕上がり

 今回、試乗車として用意したのはフィット e:HEV Modulo XとS660 Moduloパーツ装着車だ。フィット e:HEV Modulo Xは、公道での様々な路面環境を再現した特設コースを試乗。Modulo Xのキモである“街中で違いを感じる”ことができるわけだ。普段2代目フィットを愛用している方は「新型フィットの性能もさることながら、Modulo Xはコーナーからの立ち上がりの安定感がスゴい!! 安心して踏み込めました」とのインプレも。

2022年3月で生産終了となるS660にはサスペンションやホイールなどといったModuloパーツを装着したモデルを試乗。今回の試乗会でパーツ購入を決めた人も

 そしてS660に関してはノーマルモデルとModuloパーツ装着車の乗り比べプログラムが用意された。S字スラロームや旋回といったジムカーナのようなコースで、ハンドリングの正確性の違いなどを味わえるというモノ。これからS660の納車を控えているという方は「ノーマルモデルとはクルマの挙動が全然違いました! パーツの購入を真剣に検討します」というコメントが飛び出すほど。

 試乗後に、開発者に気づいた点などを話す時間もあり、どの参加者も活発に質問をしていたのが印象的であった。

ドリキンが暴露する開発秘話! 当初ホイール開発は懐疑的だった!?

 そして本イベントの目玉のひとつは、開発メンバーや土屋圭市さんとのトークショーだ。そこでは開発秘話が聞けるだけでなく、会場でスマホから質問を投げかけられるコーナーも。

 ちなみに試乗前に行われたプレゼンにおいて、開発時に土屋さんがこだわったというアルミホイールやサスペンションといった専用パーツについての説明が行われた。15インチ/16インチという小径ホイールで剛性を変化させて乗り味を作り出すというのはかなり難しい作業だったという。

ドリキンこと土屋圭市さんは開発秘話を暴露! 当初フィット e:HEV Modulo Xのホイール開発には反対だったという仰天発言も!!

 なにせ土屋さんですら「そんなS660のホイールサイズで剛性をどうこう言ってもねぇ」と半信半疑でテストコースに来たというが、乗ってすぐにその独特な思想設計に基づいて作られたアルミホイールに驚いたそうだ。サスペンションも純正よりも乗り心地がよく、そして性能が高いというコンセプトのModulo。

 今回のトークショーではその内容についての解説もミッチリと繰り広げられた。それを受けたうえで参加者は試乗を行ったのだ。それだけに参加者からの質問は専門的な内容が多かった印象である。

 今回特に盛り上がったのはフィット e:HEV Modulo X専用アルミホイールの開発に関してだ。当初土屋さんは「フィットのホイールにそこまでお金を掛ける必要があるのか!?」と懐疑的だったという。

 ところが、試作ホイールをテストしていくにつれ違いが如実に表れ、土屋さんも本気になったとか。フィット e:HEV Modulo Xのホイールは“あえて”剛性を落とすことでしなやかな走行フィールを実現しており、そのためにいくつもの試作品をテストしたのだそうだ。

 質問コーナーではクルマ好きならではの鋭い内容も。特に印象的であったのが「シビック Modulo Xはなぜ販売されないの?」という質問。これに関し開発担当の松岡さんは「皆さんの熱いご要望が集まれば……応援してください」とコメントし、会場はおおいに盛り上がったのだ。

 加えて「ビートのようにS660もデビューから20周年記念パーツの販売はあり得るか?」といった、オーナーならではの質問も飛び出すほどであった。

これぞホンモノ! 初代NSXをドリキンがドリドリ

 そして最後に、土屋さん自らが初代NSXのハンドルを握り、ドリフトを披露するといったサプライズ演出も! 来場者はカメラ片手に、ドリフトシーンでは毎回歓声が上がるほど大盛り上がりとなった。

 実際に触れられる機会が少ないModulo X、そして開発メンバーや土屋さんとも直接話ができる貴重な機会となった。皆さんの笑顔や活発な発言を見るたびに、ぜひとも次回も実現させたいところ。

 最後に本イベントに参加できなかった方に朗報! ドリキンこと土屋圭市さんのサイン入りグッズにベストカーとModuloがコラボして作成したトートバックなどをセットで2名の方にプレゼント! 本イベントの様子は追ってYouTubeに動画をアップするので乞うご期待!

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