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ポルシェ好き クラシックカー好きにはたまらない!!! コペンベースのポルシェ356オマージュモデル「660speedster」がカッコよすぎる

 ポルシェ好き、クラシックカー好きにはたまらない一台が発売された。その名は「660speedster(スピードスター)」。初代コペンをベースに製作された、ポルシェ356のオマージュモデルだ。

 製作したのは、愛知県で輸入車ディーラー・プロショップを営む「ラダー・インターナショナル」。問い合わせ件数は「数えきれないほど」の大反響になっているという。

※本稿は2022年2月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ラダー・インターナショナル
初出:『ベストカー』2022年3月26日号

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■人気の理由は「低価格なのに超クオリティ」

660speedster。全長3960×全幅1670×全高1260mm(普通車登録)、駆動方式:FF、0.66L、直4ターボ(64ps/11.2kgm)

 人気の理由は「356の外見がほぼ忠実に再現されているのに、レプリカ車に比べて低価格」な点。

 398万8000円(税別)〜という低価格は、初代コペンをベースにしたからこそ実現した。

 また、初代コペンをベースにしたおかげで、エアコンや電動ハードトップが使用可能に。気軽に使える(イージードライブ)のも人気の要因だ。

■開発は苦労の連続だった

 開発の際、356のフォルムを忠実に再現すべく徹底的にこだわったという。そもそもホイールベースがポルシェ356と初代コペンでは15cmも違うので調整が必要。

 356はRRのためフロント部分はトランクになっているが、初代コペンはFF。

 トランク部分にエンジンが入ることになるが、まったく入らなかったため、エンジンにもかなりの加工を加えた。

 厳しかったのはドアだという。

「初代コペンと356を見比べると、初代コペンはドアをRを描いて切っていますが、356はまっすぐストンと落ちる形です。初代コペンのドアを流用するとフェンダーと干渉するんですよ。

 この形を再現するのは骨が折れました(笑)」と開発に苦労したことを代表の梶氏は語ってくれた。

 また、ドアノブも356のプッシュ式(初代コペンは引き上げ式)を再現したという。これも「無理かと思ったが、ドアノブ再現は絶対に譲れなかった」とのこと。

■注文殺到。今では半年待ち

初代コペンの欧州仕様にあった1Lエンジンが載せられるかはやってみないとわからないとのこと。チャレンジしたい人は要相談だ

 発売直後からポルシェオーナーやコレクターから数えきれないほどの問い合わせが殺到し、年末年始返上で製作作業にあたっていたとのことだ。

 「本物に近づくならレプリカを買ったほうがいい。イージードライブができて、シャレが効くクルマを目指した。このクルマで気軽にコンビニにでも買い物に行ってくれれば」と梶氏はコンセプトを話す。

 確かに、356の見た目でコンビニやスーパー、ファミレスに気軽に出かけるなんて、シャレが効いている。

 写真のような完全再現+エンジンオーバーホールを行うと520万円程度になるという660スピードスター。

 一台一台手作りのため、納期は取材時点で半年ほど。気になる人は早めに問い合わせをしてほしい。う〜ん、見れば見るほど素敵なクルマである。

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