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お得な買い方がわかる購入応援!! 人気車&新型車だけの徹底バイヤーズガイド【ミニバン編】

 売れているクルマ(人気車)には売れるだけの魅力がある。新型車や注目車には人を引き付ける何かがある。新年度の「購入応援」特集として、それら日本車を「お得に買う」ためのバイヤーズガイドをカテゴリー別にお届けしよう! 今回はミニバン編!

※本稿は2022年1月のものです。
※各データ内の主要諸元は本文中の「おすすめグレード」のものです。
※「各値引き目標額」はひと声値引きで遠藤徹氏が独自調査したものです。グレード、地域などにより変動しますので目安としてください。車名隣は昨年販売台数の月平均です。
文/佐々木 亘、木村俊之、渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年2月26日号

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■トヨタ アルファード(7921台/月)

トヨタ アルファード。ライバルを寄せ付けない絶対的人気を持つLクラスの王者で、国産ミニバンの最高峰。登場から5年目でも販売好調

●おすすめの買い方…高い残価率を誇り、長年に渡ってリセールバリューが高いアルファードは、買い方を選ばないクルマだ。現金一括から残価設定ローンまで、非常に相性がいい。保有期間が長い傾向にあるクルマなので、7年のフルローンがおすすめ。私なら月々の支払額を小さくしながら、ゆっくり払い続ける方法を選択する。ローンの途中で買い替えとなっても、リセールの高さで残債はクルマの査定額で相殺できる可能性が高い。なるべく月々のローン支払いを抑えながら、優雅にアルファードを乗りこなしたい。資産価値の高いアルファードだからできる買い方だ。(佐々木 亘)

●おすすめグレード…機能や装備と価格のバランスで買い得なのは、最も安価なXだが、標準ボディの外観はシンプルで寂しい。2列目シートもベンチタイプだけだ。そこで推奨グレードはエアロパーツを装着したSの7人乗りになる。2列目はセパレートシートで、上質な雰囲気だ。車内の移動もしやすい。

■トヨタ アルファード(2015年1月発売開始)
・価格帯:359万7000〜775万2000円
・全長×全幅×全高:4950×1850×1935mm
・重量:1960kg
・最小回転半径:5.8m
・エンジン:2.5L、直4(182ps/24.0kgm)
・WLTCモード燃費:10.6km/L
・おすすめグレードの価格:398万5000円
■人気No.1グレード:ゴールデンアイズII
■値引き目標額:36万円
■納期:約4カ月待ち(2022年1月時点)

■日産 セレナ(4913台/月)

日産 セレナ。5ナンバーサイズを基本とするファミリーミニバン。2Lマイルドハイブリッドと1.2L e-POWERを設定

●おすすめの買い方…セレナe-POWERハイウェイスターVでは、残価設定ローンを使うと有利。販売促進の目的もあり、3年後の残価率を62%まで引き上げた。一般的には40〜48%だから、価格が高い割に、月々の返済額を少なく抑えられる。セレナは、今年9〜10月に次期型へ刷新される。そうなると現行型は売却時の価値が下がる可能性もあるが、残価率の高い残価設定ローンを利用すると、資産価値を高く維持できるメリットも生じる。その一方で次期型は、不満が伴うプロパイロットの制御などを改善して、e-POWERの動力性能と燃費を向上させるはず。次期型を待つ方法もある。(渡辺陽一郎)

●おすすめグレード…販売比率が高いのは、加速が滑らかで力強く、燃料消費量も抑えられるe-POWERだ。グレードはe-POWERハイウェイスターVを選ぶ。人気の高いプロパイロット、LEDヘッドランプ、3列目シートのスライド機能などを装着して価格は割安だ。予算に応じて、2LマイルドハイブリッドのハイウェイスターVも検討する。

■日産 セレナ(2016年8月発売開始)
・価格帯:257万6200〜419万2100円
・全長×全幅×全高:4770×1740×1865mm
・重量:1740kg
・最小回転半径:5.5m
・エンジン:1.2L、直3(84ps/10.5kgm)+モーター(136ps/32.6kgm)
・WLTCモード燃費:18.0km/L
・おすすめグレードの価格:358万2700円
■人気No.1グレード:e-POWERハイウェイスターV
■値引き目標額:28万円
■納期:約3カ月待ち(2022年1月時点)

■トヨタ シエンタ(4817台/月)

トヨタ シエンタ。発売から7年目だがミニバン上位の人気車。ハイブリッド搭載が強みで、ダイブダウンする3列目シートも魅力だ(写真は特別仕様車、G Safety Edition IIグレード)

●おすすめの買い方…リセールバリューの高いハイブリッドと、車両本体価格が安く手頃なガソリンモデル。それぞれで、買い方を変えるのがベターだろう。ハイブリッドは残価設定ローンでOK、ガソリンはおおよその使用期間が決まっていれば、KINTOを使いたい。(佐々木 亘)

●おすすめグレード…低価格が特徴のミニバンだから、実用装備を充実させて割安なノーマルエンジンのG。

■トヨタ シエンタ(2015年7月発売開始)
・価格帯:181万8500〜258万円
・全長×全幅×全高:4260×1695×1675mm
・重量:1320kg
・最小回転半径:5.2m
・エンジン:1.5L、直4(109ps/13.9kgm)
・WLTCモード燃費17.0km/L
・おすすめグレードの価格:185万9200円
■人気No.1グレード:G
■値引き目標額:24万円
■納期:約3カ月待ち(2022年1月時点の予測)

■ホンダ フリード(4604台/月)

ホンダ フリード。好調なコンパクトミニバン。センタータンクレイアウトにより室内は広い。ハイブリッドは一世代前のi-DCDとなる(写真はフリードクロスター)

●おすすめの買い方…残価設定型クレジットがいいだろう。生活環境の変化に対応しやすく乗り換えも楽だ。気が変われば、無理に乗り換えず、買い切りを選択して乗り続ける選択ができることもこのクルマの魅力。リセールが期待しにくいから、残価保証タイプが安心。(木村俊之)

●おすすめグレード…両側スライドドアの電動機能やLEDヘッドランプを標準装着したGが買い得だ。

■ホンダ フリード(2016年9月発売開始)
・価格帯:199万7600〜327万8000円
・全長×全幅×全高:4265×1695×1710mm
・重量:1350kg
・最小回転半径:5.2m
・エンジン:1.5L、直4(129ps/15.6kgm)
・WLTCモード燃費:19.0km/L
・おすすめグレードの価格:216万400円
■人気No.1グレード:G ホンダセンシング
■値引き目標額:25万円
■納期:約2カ月待ち(2022年1月時点の予測)


【番外編】ミニバンの新型&注目車 トヨタ新型ノア/ヴォクシー

登場したばかりの新型ノア/ヴォクシー(写真はヴォクシー)

●おすすめの買い方…高い人気は歴代で証明されており、新型もリセールには期待できそう。だが好みが分かれるノア/ヴォクシーだ。人気が高まるにつれて残価率も高まりそうだが、初めは販売側も様子見となりそう。したがって初期は残価設定の利用は避け、5〜7年のフルローンを使い、使い倒す勢いで新型車に乗りたい。発表から半年以上動向を見た後は、残価設定も積極的に使っていいだろう。(佐々木 亘)

●おすすめグレード…ハイブリッドは新開発され、先代型から新型に乗り換えると燃料代を15〜17%節約できる。ノーマルエンジンとの価格差は35万円と安い。ハイブリッドS-Zがベストだ。

■トヨタ新型ノア/ヴォクシー(2022年1月発売開始)
・価格帯:267万〜396万円
・全長×全幅×全高:4695×1730×1895mm
・重量:1670kg
・最小回転半径:5.5m
・エンジン:1.8L、直4(98ps/14.5kgm)+モーター(95ps/18.9kgm)
・WLTCモード燃費:23.0km/L
・おすすめグレードの価格:374万円(ヴォクシー/6人乗り・FF)
■値引き目標額:21万円
■納期:約4カ月待ち(2022年1月時点の予測)

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