持続可能な未来のため、高校生が社会問題の解決に向けたアイデアを発表する「SDGsQuest(クエスト)みらい甲子園」。
2回目は、性的少数者への理解を学校内に広め、過ごしやすい学校を目指す、札幌日本大学高校です!
女子生徒
「女子がネクタイをつけてもいいと思うし、男子がリボンをつけてもいいと思う。蝶ネクタイみたいなのかわいくない?」
男子生徒
「スカートもう少し長いの作れないかな」
札幌日本大学高校の生徒たちが、話し合っているのは、男女の区別がない「ジェンダーレス制服」です。
札幌日本大学高校・栗井胡弥さん
「実は、私の身近な人にLGBT(性的少数者)っていう人がいて、やっぱり学校生活の中で苦しかったり辛いっていう経験があったという話を聞いたので、それを自分たちの力でなんとかできたらいいなと思って…」
この日は、「みらい甲子園」の最終審査に向けた動画撮影です。
身近にいた性的少数者。その悩みを解決する第一歩として考えたのが、ジェンダーレス制服でした。
札幌日本大学高校の校則では、「男子はスラックスにネクタイ、女子はスカートにリボン」と決まっています。
札幌日本大学高校・栗井胡弥さん
「まずは、ネクタイとリボンは、いろんな学校で取り入れられていると思うので、それはうちの学校の生徒にも受け入れられる。そこから始めようと思っています。なるべく多くの生徒に理解してもらえるような制服をつくれればいいと思う」
生徒3人で動画に出演
「誰1人取り残さない、みんなの個性が光る学校づくりをしませんか」
性別に関係なく、自由に制服を選択することができれば、性的少数者の生徒が抱える辛さを軽くすることができるのではと、生徒たちは考えました。
女子生徒
「これ私たちが毎日つけいてるバッジなので、先生もよかったら使ってください」
佐藤教諭
「ありがとう」
ほかにもバッジを教員や生徒に配布し、理解を広める活動をしています。
札幌日本大学高校・佐藤潤教諭
「われわれ教職員も一緒にバッジをつけて、ともに活動していけたらいいのかなと思っています」
札幌日本大学高校・栗井胡弥さん
「男女という区別じゃなくて、1人1人が自分の個性を大事にできる学校になればいいと思っています」
この活動が生まれたのが、去年から続けている「身近な社会問題」について話し合う「トークカフェ」です。
活動を支援する教師は…。
札幌日本大学高校・酒井絵里教諭
「本校の生徒の中で、社会の大きな問題につながる身近な問題について、実際に行動を起こしていきたいというような動きはあまりなかったものですから、素晴らしいことだなと」
誰もが「自分らしく」過ごせる学校を目指して…。生徒たちがまいた種は、これから花開きそうです。
3月25日(金)午前6時30分配信
引用元: ・【北海道】女子がネクタイ、男子がリボン…性別に関係なく、制服を選べる学校に 札幌日本大学高校のチャレンジ [朝一から閉店までφ★]
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