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税理士の三反田純一郎氏は、2025年の大廃業問題の本質は「会社の資産形成不足」にあると指摘します。しかし多くの中小企業経営者は、資産形成不足に対する危機感や現状認識が欠けているというのが現状です。なぜ、これほどまでに資産形成に踏み切れない経営者が多いのか? いったい何が、資産形成に着手する動機付けを阻んでいるのか? 筆者が立てた仮説のうち、今回は「日本人に個人レベルで染み付いた投資に対する強い固定観念やこの20年のなだらかな経済環境が、動機付けする機会を奪ったのではないか?」という説に着目し、考えていきましょう。