松尾貴史さん作 行きつけのバーの店主が、私が落語好きだと知ると、1929(昭和4)年に刊行された分厚い落語の本を棚から取り出して見せてくれた。奥付を見ると「非売品」とある。当時、その筋の専門家や研究家の間で出回った物なのだろうか、大変な貴重品にも思える。古書店の店頭のワゴンで見つけたの…
松尾貴史さん作 行きつけのバーの店主が、私が落語好きだと知ると、1929(昭和4)年に刊行された分厚い落語の本を棚から取り出して見せてくれた。奥付を見ると「非売品」とある。当時、その筋の専門家や研究家の間で出回った物なのだろうか、大変な貴重品にも思える。古書店の店頭のワゴンで見つけたの…