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えええ、と自分のことよりもネネに気を取られ始めた様子の中三に、あの、傷は大丈夫ですか、と律が言うと、中三は、あ、そうだった、と思い出したように右脚もまくる。右脚の負傷は左より少しはましに見えて、律は安心する。 中三が自分なりの手当てを終えて、律に薬や絆創膏(ばんそうこう)を返そう…