開幕初日はグリッケンハウスとアルピーヌが首位を分け合う【タイム結果】2022年WEC第1戦セブリング FP1＆2

　3月16日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイにて、WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースが開幕した。

　フリープラクティス1回目（FP1）ではグリッケンハウス・レーシングの708号グリッケンハウス007 LMH（オリビエ・プラ／ロマン・デュマ／ライアン・ブリスコー）が、FP2ではアルピーヌ・エルフ・チーム36号車アルピーヌA480・ギブソン（アンドレ・ネグラオ／ニコラ・ラピエール／マシュー・バキシビエール）がセッショントップタイムをマークしている。

　3月12〜13日に行われた公式テスト“プロローグ”に続き、アメリカ・フロリダ州セブリングで開幕した2022年のWECシーズン。16日11時05分から60分間行われたFP1では、開始22分のところでデュマが1分49秒台に入れ、これがセッション全体のトップタイムとなった。

　2番手はアルピーヌの36号車、3番手にトヨタGAZOO Racing8号車GR010ハイブリッド（セバスチャン・ブエミ／ブレンドン・ハートレー／平川亮）となり、ハイパーカークラスの車両がトップ3を独占した。

　LMP2クラス最速は総合4番手に食い込んだリアルチームby WRTの41号車オレカ07・ギブソン（ルイ・アンドラーデ／フェルディナンド・ハプスブルク／ノルマン・ナト）となっている。

　LMGTEプロクラスではポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR-19（ミカエル・クリステンセン／ケビン・エストーレ）が最速でFP1を終え、LMGTEアマクラスでも同じくポルシェ陣営であるチーム・プロジェクト1の46号車（マッテオ・カイローリ／ミケル・ペダーセン／ニキ・ルートウィラー）がクラストップタイムを記録している。

　FP1はセッション後半に雨に見舞われたこともあり、各車はセッション序盤〜中盤にベストタイムをマークする形となった。

　16時35分から60分間のFP2では、アルピーヌ36号車のバキシビエールが1分50秒512というトップタイムをマークした。総合2番手にはLMP2クラスのユナイテッド・オートスポーツUSA23号車オレカ07（ポール・ディ・レスタ／オリバー・ジャービス／ジョシュ・ピアソン）が僅差で続いた。トヨタはこのセッション、8号車が5番手、7号車が8番手となった。

　LMGTEプロクラスのセッショントップは午前中と土曜にポルシェ92号車。LMGTEアマクラスでは、ノースウエストAMR98号車アストンマーティン・バンテージAMR（ポール・ダラ・ラナ／デビッド・ピタード／ニッキー・ティーム）がトップタイムとなっている。

　なお、このセッションではトヨタ7号車GR010ハイブリッドのマイク・コンウェイと、LMP2のJOTA28号車オレカ07のジョナサン・アバディーンがターン1で接触しており、レースコントロールが審議を行っている。

　今季もLMGTEアマクラスにフル参戦するDステーション・レーシング777号車アストンマーテン・バンテージAMR（星野敏／藤井誠暢／チャールズ・ファグ）は、FP1をクラス10番手、FP2をクラス8番手で終えている。

　これで初日の走行は終了。走行2日目となる17日木曜は、現地時間11時55分（日本時間18日0時55分）からFP3が、そして19時（同18日8時）からは決勝グリッドを決する予選が行われる。

■2022年WEC第1戦セブリング　フリープラクティス1回目暫定結果

■2022年WEC第1戦セブリング　フリープラクティス2回目暫定結果

※リザルトは編集部集計