「僕が手助けしなくちゃいけない人が、たくさんいる。今は人の役に立ちたい」。キエフに住むエフィム・スレパク君(10)は12日、SNSを通じた本紙の取材に、こう話した。
エフィム君は、会社経営の父ユーリさん(34)と母マリナさん(36)、妹、弟の5人家族。両親は、キエフに残るお年寄りなどに薬や食料を配達するボランティアをしていて、エフィム君も手伝う。身長1メートル48の「小さなボランティア」の姿を見て、お年寄りたちは表情を緩める。
ロシア軍がウクライナに侵攻して2週間余り。キエフからは多くの市民が避難しているが、とどまっている人の中には高齢者も多い。足腰が弱っていたり、持病があったりして移動が難しいためだ。エフィム君は、ユーリさんが運転する車に乗って、そんな高齢者の家を1日7軒ほど回り、食べ物や薬を届けている。マリナさんは「日増しに緊張感が高まり、私たちも避難の準備はしている。でも今は、子どもたちが残りたいと言ってくれている」と明かす。
エフィム君の通う学校は、ロシア軍が侵攻した2月24日から休校中だ。教員や児童は避難のため、国内外に散り散りになったが、隣国ポーランドに落ち着いた数学担当の女性教員が、今月8日からオンライン授業を開始した。
児童たちは、キエフや西部リビウのほか、スロバキアやアイルランドなどからも授業に出席。エフィム君は「短い時間だったけれど、普通の生活に戻ったみたいだった。どんな形でも、みんなとつながっていられるのは、とてもうれしかった」と喜ぶ。
ロシア軍は、キエフを包囲するように各方面から迫る。空襲警報が鳴ると、地下のシェルターに駆け込み、そのまま一夜を明かす日も増えた。この週末にキエフを去る友人も多い。マリナさんは「ウクライナはこれまでもロシアに翻弄(ほんろう)され続けてきた。今回は、私たちの独立を保つ最後のチャンスだと思っている。キエフに残り、私たちができる限りのことはしたい」と語る。(以下ソースで)
3/13(日) 18:48配信 読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8998a17bcee96b6d19901bf021148502bd2b972
画像 外出が難しいキエフの高齢者宅を回り、食料品などを届けるエフィム君(右)(3月上旬)=マリナさん提供
引用元: ・【ウクライナ】10歳少年「僕はキエフに残る。僕が手助けしなくちゃいけない人が、たくさんいる」 高齢者に食料配達 [シャチ★]
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この子供が無事であるように
プーチンが死にますように
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