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ロシアによるウクライナ侵攻の影響が、大阪の食を代表する「粉もん」などを扱う飲食店を直撃している。長引くコロナ禍で客足が鈍ったままのところに、世界的な経済活動の回復に伴う小麦などの原材料価格の高騰に見舞われていたが、そこに追い打ちをかけた形だ。値上げを検討する店も増えており、庶民の味は当面、苦境が続きそうだ。(田畑清二、佐藤一輝)
「様々な商品が値上がりする中、最後の砦(とりで)と思って頑張ってきたのだが」。大阪市東淀川区でたこ焼き店2店を営む男性(47)は4月から、6個入りの価格(税込み420円)を20~30円程度引き上げることを検討している。値上げは消費税の増税以外で初という。
店は大学に近く学生客が多かった。だが、コロナ禍でオンライン授業になると人通りは激減。売り上げは約4割まで落ちた。そこに、小麦粉やタコなどの食材だけでなく割り箸や容器、光熱費の価格上昇が加わった。
男性は「大阪の消費者は価格に敏感で値上げは避けたいが、店を続けるためにはやむを得ない」とあきらめ顔だ。
大阪で愛される食べ物の原材料価格は、急上昇している。日本銀行が公表した2月の企業の間で取引されるモノの価格の指数(企業物価指数)は、植物油脂が前年同月より51・1%、小麦粉が13・2%上がった。いっそうの上昇につながる動きも出ている。4月には、政府から製粉業者に売り渡される輸入小麦の価格が17・3%引き上げられる。改定は半年ごとに実施される。北米の天候不順が要因だが、小麦産地であるロシアやウクライナの情勢不安も一部影響したという。
飲食店チェーンも値上げ圧力にさらされている。お好み焼き店「鶴橋風月」を展開するイデア(大阪市)は、4月以降に値上げを検討する方針だ。担当者は「今後、どこまで仕入れコストが膨らむのか想像もつかない」と頭を抱える。「串かつだるま」や「串カツ田中」も価格改定を視野に入れる。
大和証券の守田誠シニアアナリストは、ウクライナ情勢の影響が強まれば輸入小麦の売り渡し価格は10月の改定でさらに2割程度上がるとみており、「飲食店は大幅な値上げを強いられる恐れもある」と指摘する。
引用元: ・【食品】大阪の味 たこ焼き、お好み焼き、串カツなど 値上げ不可避か ウクライナ情勢の影響で [シャチ★]
もう庶民の食い物ではなくなった
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