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琥珀(こはく)には地味なイメージがある。しかしジェームズ・A・ミッチェナーの小説「ポーランド」(工藤幸雄訳)では詩人があめ色の宝石をたたえる。目に痛むダイヤモンドの輝きやこれ見よがしの黄金の厚かましさがない。「秋の穂波の上にかかる月の光」のようだ、と。▼針葉樹の樹脂が何千万年もか…