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「戦争はまたも起こってしまった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、そして人類の愚かさ、残忍さを露呈した」。1904年6月、日露戦争が勃発して4カ月後にロシアの作家トルストイは、非戦を訴える長大な論文を英タイムズ紙に寄稿した。▼冒頭の引用はその一節である(「現代文 トル…