災害対策や被災者支援につながるさまざまなサービスや製品を展開する「防災ビジネス」に、化学繊維などを手がける各社が続々と新製品を打ち出している。災害時の一時的な供給だけでなく、平時から継続的に事業展開することで、組織のブランド力向上と社会全体のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が両立できるビジネスとして期待される。帝人フロンティアは自社の総合防災プラットフォーム「まるごと防災」の一環として他社との事業連携による商品開発を加速させるほか、東レ合繊クラスターのエンドプロダクツ分科会の会員企業も4月に高視認性のリバーシブル・コートを発売する。