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尾高惇忠は1876(明治9)年11月、富岡製糸場を辞した。 ◇ 退任の際、尾高は新政府内で渋沢栄一に頼ることはできなかった。栄一は仕官から3年半の73(明治6)年5月、尾高より先に退官していた。 新政府で栄一は事務方の中心となり、仕官翌年に大蔵少丞(しょうじょう)に昇格。翌々年には大蔵大丞(だ…