弱冠16歳のWEC史上最年少クラスウイナー誕生。デビュー戦でトリプルスティントの大活躍

 WEC世界耐久選手権の2022年第1戦セブリング1000マイルレースでは、新たな記録が誕生した。わずか16歳1カ月と4日でLMP2クラスを制したアメリカ人のジョシュ・ピアソンは、WECの最年少優勝者となった。

アルピーヌが開幕戦を制す。平川亮のトヨタ8号車2位、7号車は大破/WEC第1戦決勝レポート

 WEC世界耐久選手権の2022年第1戦セブリング1000マイルレースは3月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで決勝レースが行われ、アルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480・ギブソン(アンドレ・ネグラオ/ニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール)が優勝を飾った。

【順位結果】2022年WEC第1戦セブリング 決勝

 3月18日、WEC世界耐久選手権第1戦『セブリング1000マイル』の決勝がアメリカ、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われ、予選1番手からレースを開始したアルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480・ギブソン(アンドレ・ネグラオ/ニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール組)がポール・トゥ・ウインで2022シーズン開幕戦を制した。レースは終盤にサンダーストームの接近によって繰り返しレッドフラッグが出され、最終的に3度目の赤旗中断中、レース最大時間の8時間が近づくなか、トップ車両が196周を周回した段階で終了となっている。

■2022年WEC開幕戦セブリング1000マイル 決勝暫定結果

マシン横転の大クラッシュ喫したロペス、車両のダメージを「見誤った」/WECセブリング

 TOYOTA GAZOO Racingのホセ-マリア・ロペスは、WEC世界耐久選手権の今季開幕戦セブリング1000マイルで、7号車トヨタGR010ハイブリッドが横転してリタイアに追い込まれた大クラッシュの過失を認めた。

 ハイパーカークラスを戦うトヨタチームの中でマイク・コンウェイ、小林可夢偉とチームを組むアルゼンチンドライバーは、開幕戦のスタートから約3時間半後にジュリアン・アンドラウアーがドライブする88号車ポルシェ911 RSR-19(デンプシー・プロトン・レーシング)と接触し、7号車トヨタGR010ハイブリッドをターン9のバリアにヒットさせてしまう。

【動画】ロペス駆る7号車トヨタGR010ハイブリッドが大クラッシュ/WEC開幕戦セブリング

 3月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催されているWEC世界耐久選手権第1戦セブリングの決勝レース中にビッグクラッシュが発生した。TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッドがタイヤバリアに激突し横転。この影響で111周目にレッドフラッグが提示され、レースは赤旗中断となっている。

 WEC開幕戦セブリングの中盤、スタートから3時間半を迎えようというタイミングで事故は起きた。当時ホセ-マリア・ロペスが乗り込み総合2番手を走行していた7号車トヨタが、デンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSR-19を交わすタイミングで接触しスピン。トヨタのマシンは横滑り状態でグラベル上を滑っていきフロントからタイヤバリアにクラッシュした。

トヨタ7号車の大クラッシュにより赤旗中断【途中経過】WEC第1戦セブリング/4時間経過時点

 アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催されているWEC世界耐久選手権の2022年第1戦セブリング1000マイルレースは3月18日、現地時間正午に268周、または8時間で争われる決勝レースがスタートした。レース折り返しとなる4時間経過時点で、セッションは赤旗中断となっている。

 これは、ハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)がクラッシュしたことによるもの。

まさかのトリプルチェッカーに審査委員も動揺!?/名物バンプに悩むグリッケンハウスetc.【WEC第1戦・予選日Topics】

 WEC第1戦セブリング1000マイルレースは、3月17日に予選のセッションが終了。18日の決勝レースを待つばかりとなっている。ここではFP3と予選が行われた木曜日のトピックスを、セブリング・インターナショナル・レースウェイのパドックからお届けしよう。

「残す必要がなかった」グッドイヤーが考えるLMP2用インターミディエイト廃止理由/WEC

 グッドイヤーの耐久プログラムマネージャーは、同ブランドがWEC世界耐久選手権LMP2のポートフォリオで、過渡的なウェットコンディションに備えるインターミディエイトタイヤを「残す必要はなかった」と述べている。

 WECのLMP2クラスとELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにおける単独タイヤサプライヤーであるグッドイヤーは、今季からインターミディエイトタイヤを廃止し、“ミディアム・プラス”のスリックコンパウンドとフルウエット・トレッドタイヤのみを供給している。

BoPに加え、赤旗の不運も「ダメージは最小限だった」とトヨタのロペス/WEC第1戦予選

 3月17日(木)、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで、WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースの予選が行われた。

 開幕戦に向けて変更されたBoP(性能調整)の影響は、赤旗により短縮された予選セッションの結果に明確に表れ、トヨタGAZOO Racing(TGR)の2台のGR010ハイブリッドにとっては厳しい予選となった。

【動画】バンピー度合いは世界最凶レベル。セブリング初上陸のトヨタGR010オンボード

 3月16日、WEC世界耐久選手権の2022年シーズン第1戦がアメリカ、フロリダ州のセブリングで開幕した。予選が行われた現地17日、シリーズの公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/FIAWEC)において、ブレンドン・ハートレーがドライブする8号車トヨタGR010ハイブリッドのオンボード映像が公開された。

 今季開幕戦セブリング1000マイルの舞台となるセブリング・インターナショナル・レースウェイは、アメリカ空軍の飛行訓練場跡地に造成され、1950年代にアメリカでの耐久レースが誕生した地だ。