菅前首相による「料金引き下げ」後の通信行政が抱える課題と今後の展望(佐野正弘)

エンガジェット日本語版が間もなく終了するとのことで、本連載も今回で最後を迎えることとなりました。約3年間にわたって連載を継続できたのも、読者の方々の支持と、エンガジェット日本語版スタッフの協力があったからこそです。改めて感謝を申し上げたいと思います。…

シンプルさを追求してきた「ahamo」が「大盛り」を追加するに至った背景(佐野正弘)

2020年12月の発表直後より大きな反響を呼んだ、NTTドコモの料金プラン「ahamo」。若い世代をターゲットとした契約もサポートもオンラインでこなす料金プランで、20GBの通信量と5分間の無料通話などがセットになって、複雑な割引もなく月額2970円というお得かつシンプルな内容であることは多くの人が知る所かと思います。…

スマホの「対応バンド」問題、総務省は強硬措置を取れるのか(佐野正弘)

去る2022年3月14日、総務省の有識者会議「競争ルールの検証に関するWG」の第26回会合が実施されました。事業者間の公正競争促進に向け実施されているこの会議、2019年の電気通信事業法改正と菅義偉前首相の影響などによって携帯電話業界のルールが劇的に変化したことから、ここ最近の会議の内容はその振り返りや、“2年縛り”などの影響を受けない新しい料金プランへの促進など、変更したルールを消費者に広めるための措置に重点が置かれていた印象です。…

新製品がパソコンだらけ、ファーウェイはパソコンメーカーに転身するのか(佐野正弘)

米国からの制裁によって、スマートフォンの開発が思うようにできなくなってしまったファーウェイ・テクノロジーズ。それでも同社は調達できるパーツを可能な限り使ってスマートフォン開発を継続しており、中国などでは縦折り型の折り畳みスマートフォン「HUAWEI P50 Pocket」などいくつかの機種を継続的に投入していますが、OSがHarmony OSであったり、5Gに対応できなかったりと制約も多く、販売は一部の国や地域にとどまっているようです。…