“曲がりきれず”一時後退も、01号車キャデラックが再逆転優勝/IMSA第3戦ロングビーチ

 4月9日、アメリカ・カリフォルニア州のロングビーチ市街地コースにおいて、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦ロングビーチの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたキャデラック・レーシングの01号車キャデラックDPi-V.R(セバスチャン・ブルデー/ランガー・バン・デル・ザンデ組)が優勝。僚友02号車キャデラックDPi-V.Rがこれに続き、同チームを運営するチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)の2台がワン・ツー・フィニッシュを飾っている。

 NTTインディカー・シリーズとの併催イベントとなった今戦のロングビーチ・グランプリ。ロングビーチ市街地コースを舞台とするこのイベントは、通常のレースフォーマットよりも短い100分のスプリントレースで争われる。

2度のアクシデントを挽回。全力を注いで得た勝利は「ル・マン優勝に匹敵」とバンバー/セブリング12時間

 アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで3月19日に行われた、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間で、“ダブル・カムバック”を経て優勝したアール・バンバーは、この勝利を2015年のル・マン24時間レースでの総合優勝に「匹敵する」ものとして位置づけている。

 自身3戦目のDPiレースとなったフロリダの耐久クラシックで初めて総合優勝を果たした“キウイ”ドライバーはレース終盤、最後の1時間と15分の間にふたつのアクシデントで順位を落としたが、これを挽回しチップ・ガナッシ・レーシングが運営するキャデラック・レーシングの02号車キャデラックDPi-V.Rを優勝に導いた。

試練を乗り越えたチップ・ガナッシ02号車キャデラックがセブリング12時間を制す/IMSA第2戦

 3月19日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間の決勝レースがアメリカ、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われ、直前にドライバーラインアップの変更があったキャデラック・レーシングの02号車キャデラックDPi-V.R(アール・バンバー/アレックス・リン/ニール・ジャニ組)が総合優勝を飾った。WEC世界耐久選手権開幕戦セブリングとの“ダブルヘッダー”で今戦に臨んだ、小林可夢偉駆る48号車キャデラックDPi-V.R(アリー・キャデラック)は総合6位で完走している。

 2022年ウェザーテック・スポーツカー選手権とシリーズ内の耐久カップ、IMSAミシュラン・エンデュランスカップ(IMEC)の第2戦として開催されたセブリング12時間レースは、現地時間19日(土)10時10分にスタートが切られ、まずは前日の予選でポールポジションを獲得した01号車キャデラックDPi-V.R(キャデラック・レーシング)がホールショットを奪う。

WECと掛け持ちの小林可夢偉ら、ほぼ“ぶっつけ本番”でキャデラックDPiをドライブへ/IMSAセブリング12時間

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間レースに出場する小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3人は、決勝日となる土曜日の朝までIMSAのセッションに参加しないことが明らかになった。

 3人にとっては土曜朝に設けられたわずか20分のウォームアップセッションが、決勝前唯一のドライブ機会となる。