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2025年の新型電動SUV、クライスラー エアフロー コンセプト。電気自動車スタディモデル、クライスラー エアフロー コンセプトは、1回のバッテリー充電で600km以上の航続距離を実現するとされている。今回我々がその第一報を掲載!

クライスラーは、4回目となる「e-car」のスタディモデル「エアフロー コンセプト(Airflow Concept)」を公開している。
実際の量産型市販モデルは、2025年に米国市場に投入される予定だ。
現在、クライスラーは、製品ラインナップの詳細と、さらなる技術データを公開している。
同時に、2028年までに、完全な電気自動車ポートフォリオを構築する計画も発表した。

コンセプトカーでは、新しいソフトウェア「STLA Brain」が「STLA Smart Cockpit」が採用され、フロントシートエリアには、中央に大型インフォテインメントスクリーン、運転席と助手席にそれぞれ1つずつのスクリーンがあり、4つ目のスクリーンはクライメートコントロール用となっている。
また、後席にもそれぞれスクリーンが備わっている。
「エアフロー」のインテリア全体にあるスクリーンは、パーソナライズ、簡略化、人や興味に応じたグループ分けが可能となっている。
画面上の情報は、スワイプジェスチャーで乗客全員と共有することができるようになっている。
また、各座席にはカメラが内蔵されており、乗員がテレビ会議に参加することも可能となっている。

レベル3自律走行

このスタディモデルは全輪駆動で、150kWの電動モーター(各204馬力)をフロントとリアに1基ずつ搭載している。
さらに大型のモーターを装着するオプションもあるという。
一回の充電で、560~650kmの航続距離を実現するバッテリーだ。
さらに、クライスラーには急速充電機能が搭載されているという。
「クライスラー エアフロー」の「STLA Brain」プラットフォームは、完全にOTA(over-the-air)対応で、新しいアップデートを迅速に伝達するように設計されている。
「クライスラー エアフロー」は、レベル3の自律走行が可能で、OTAアップデートによるアップグレードも可能となる予定だ。

クライスラーは、「エアフロー コンセプト」にリサイクル素材や植物由来素材を多く採用している。この写真をみる限りかなりシンプルな内装だ。

インテリアは明るい色調で、流れるようなラインを多用し、ドライバーや同乗者に一種のラウンジを連想させるデザインとなっている。
インテリアには植物性タンニンなめし革などを使用し、フロアマット、ファブリック、カーペットには再生材を使用している。
また、「エアフロー コンセプト」にはパノラマルーフが搭載されている。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Stellantis North America