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桜の通り抜けで親しまれる造幣局(大阪市)。3階の装金極印課で、技能長の松本和彦さんが顕微鏡をのぞき、桐(きり)の葉が描かれた金属製の印に先のとがった工具を押し当てる。図柄に沿って工具をかきあげるようにわずかに動かし、刃先についた金属片を指で拭っては印の向きを変える。息を止めるよう…