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1913年 油彩・キャンバス 60・5×45・4センチ 横目でこちらに鋭い視線を向ける男。三十歳になるかならないかの高村光太郎。口を固く結んで、いかにも不機嫌そうだ。 近くで見ると、筆致を大胆に残し、頬の部分には肌色や白、黄色系の色が何重にも塗られているのが分かる。キャンバスに激しく筆をたたき…