今回は「バス」についてです。
初めに
IT用語をまとめたサイトは数多くあります。
あるのですが、詳しく説明しようとしているのか情報過多になって、結局何が言いたいのかわからないサイトが非常に多いです。
また、編集者が知ってて当たり前と認識している内容の説明はスルーしていることも多々あります。
私は一応電気電子が専攻なので、IT用語は基礎中の基礎から知りたいのです。
その為、こうして自分で調べて自分なりに自分の言葉でまとめておこうと思ったわけです。
本記事は、タイトル通り”ふんわりとイメージする”、つまり入門向きの内容となっています。
難しい言い回しがあるなら例を挙げるなりして噛み砕いて記載します。
そこまでしないと自分で理解したと言えませんし。
また、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので、言葉遣いもゆるゆるにしています。
詳細なガチガチとした解説をお求めの人は他のサイトを見よう!
『せっかくだから俺はこの緑のブログを選ぶぜ!』という方はこのまま読み進めてくださいな。
バスとは?
バスは英語で[bus]と書きます。
普通は乗り物の[バス]を表しているのですが、IT用語としては[データなどの情報の伝送路]を指しています。
平たく言えば、色んな機器や装置を繋いだ経路は大体バスです。
例えば、CPU(コンピュータの頭脳)はメインメモリとデータのやり取りをしていますし、メインメモリはHDD(ハードディスク)などのストレージ(外部記憶装置)とデータのやり取りをします。
当たり前のようにデータのやり取りをしているわけですが、普通に考えて別々の製品同士でデータのやり取りをしているということは、どこかしらが繋がってないとおかしいですよね?
その繋いでいる経路がバスなのです。
バスの分類は色々あります。
まずは、どこを接続しているかによる分類です。
CPUを構成する内部回路同士を繋いでいるバスを内部バス、コンピュータ内部にてCPUとその他の装置を繋いでいるバスを外部バス、コンピュータとその周辺機器を繋いでいるバスが拡張バスです。
次は、伝送するモノによる分類です。
データを伝送するデータバス、データの所在地を伝送するアドレスバス、制御信号を伝送する制御バスという具合です。
最後に、データの伝送方式による分類でシリアルバスとパラレルバスに二分されます。
データを連続して(シリアルで)伝送するか、並行して(パラレルで)伝送するかという違いです。
主流はシリアル通信です。
無駄な伝送路が減りますし、並行して同時にデータを伝送するというのは高速になればなるほどタイミングがシビアになりますからね。
ちなみに、なんでバスと呼ぶのかと言うと、データの伝達の仕方が”乗り物のバス”と似ているからです。
簡単に言うと、違う装置同士でも同じ経路を使ってデータをやり取りしていることがあります。
そういう意味では別にバスじゃなくてトレインでも構わない気もしますが、語呂的にはバスの方がいい感じですね。
まとめ
バスとは、データなどの情報の伝送路のことです。
以上、「バス」についてでした。