もっと詳しく

<p>【アジア見聞録】インドネシア新首都は「新北京」 中国マネーで推進か</p><p>インドネシア新首都は「新北京」 中国マネーで推進か 移転に伴う総額466兆ルピア(約3兆7000億円)の費用をどう捻出するかが最大の課題だが、中国の支援で計画が進むとの見方が広がり、識者は新首都が「新北京になる」と警戒する</p><p>インドネシアが首都ジャカルタの過密解消を目指して、首都移転を決定した。移転先はほとんどが密林でほぼゼロの状態から都市を作り上げる大規模なプロジェクトだ。移転に…</p><p>インドネシアの首都ジャカルタで、朝の出勤時間帯、車とバイクで渋滞する道路=1月26日(AP) インドネシアが首都ジャカルタの過密解消を目指して、首都移転を決定した。移転先はほとんどが密林でほぼゼロの状態から都市を作り上げる大規模なプロジェクトだ。移転に伴う総額466兆ルピア(約3兆7000億円)の費用をどう捻出するかが最大の課題だが、中国の支援で計画が進むとの見方が広がり、識者は新首都が「新北京になる」と警戒する。高速鉄道建設など中国が浸透するインドネシアで、対中接近がさらに進む可能性が高い。 密林に150万人都市建設 インドネシア国会は1月、首都をジャカルタからカリマンタン島(ボルネオ島)東部に移転させる法案を可決し、首都移転が正式に決まった。新首都名は群島を意味する「ヌサンタラ」で、予定面積は東京都より広い約25万6000ヘクタール。2045年の移転完了を予定し、政府職員やその家族ら150万人が移住する見通しだ。 特集・連載:</p>