今回は「スキルアップ」についてです。
初めに
横文字とは本来西洋の文字や言語を指しているものです。
西洋では文字を左から右の方向、つまり横方向に書くから”横文字”です。
なのですが、昨今では外来語・カタカナ語を指していることが多いです。
『結果にコミット』とか『ニアリーイコールだから』などのカタカナ部分が該当します。
たまに使われるならまだしも、頻繁に使用されると何か微妙な気持ちになるんですよね。
新しく身に着けた知識をひけらかしたい方や自分を有能だと誇示したい方が多用する傾向があるので、覚えがある方はちょっと行動を省みましょうね。
新卒で入社したばかりの子に自慢げに語ってるオッサンが多いんですよ。
今回はそんな横文字の意味について簡単に紹介していきます。
横文字を使うことが”悪”ということではありませんし、寧ろ知っていないと恥ずかしいものもあるということは念頭に置いておきましょう。
個人的には日本語にすると適切な言葉が無いような場合と、相手がその横文字を使ってきた場合のみ横文字を使うことをおすすめします。
ちなみに、縦方向にも横方向にも書くことがある中国語のような言語は横文字とは言いません。
英語の綴りと意味
スキルアップ ⇔ skill up
意味:スキルアップ
普通に調べると、意味が”スキルアップ”としか出てきません。
まあ、ふんわりと意味は伝わりますしね。
というのも、「skill up」は和製英語(日本で日本人により作られた英語のような言葉)らしいんですよね。
だから辞書で調べてもちゃんとした意味が出てくるわけではないのです。
字面から大体の意味を推測することはできますけどね。
ちなみに、日本で言う「スキルアップ」に該当する英語は「improving skills(スキルの向上)」です。
ビジネス用語としての意味
“skill”は”技能”のことなので、スキルアップは単純に“技能を向上させること”を指しています。
具体的には、自己啓発をしたり研修に参加することで新たな技能を獲得するような行為がスキルアップと言えます。
特に社会に出てからはスキルアップという単語を聞く機会が異様に増えます。
理由は単純で、社員一人一人の質を向上させれば任せられる業務も増え、課題解決の時間効率が上がり、仕事の幅も広がるからです。
つまり、部下を持つ方がスキルアップスキルアップしつこく言ってくるのは、『スキルアップしろ』という分には自分に何のリスクもないのに、下の人間が勝手に頑張ってくれれば自分の為にもなるからです。
伝え方を間違えると嫌われるというデメリットはありますけどね(笑)
人に言われてスキルアップをしようとすると意欲の問題であまり効率的には進まないでしょうが、個人の技能が高まるということは評価が上がったり転職時のアドバンテージにもなりますので、自分の為にもスキルアップは積極的にしておくべきではあります。
ちなみに、”技能”と言うと業務に直接関係しそうな専門的な技術や知識だと思いがちですが、コミュニケーション能力・自己管理スキルなどの結果的に生産性の向上に結び付くような内容もスキルアップの範疇になります。
スキルアップは、同じ横文字であるブラッシュアップが類義語扱いされていることが多いです。
ブラッシュアップは簡単に言うと”今あるものを磨き上げる”なので、確かに似た意味ではありますね。
今あるものを向上させるか新たに獲得するかという違いはありますが。
以上、「スキルアップ」についてでした。