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日本語は亡びに向かっている―。衝撃的なタイトルの本書が出版されたのは2008年だった。水村さんの問題提起はその後、広範な議論を呼び、英訳もされ、この文庫化では巻末に長い一文を添えている。このタイトルは本書のエピグラフや文中で引用されている夏目漱石の『三四郎』から取ったという。登場人物…